ストレート、スキニー、ダメージ、ワイド、ストレッチ。
インディゴブルー、ホワイト、ブラック。
カジュアルにも時には仕事着としても使え、老若男女誰にでも愛用されているジーンズ。
老舗ブランドから手頃なファストファッションなど、お気に入りの1本を持っている人も多いのではないでしょうか?
元々丈夫な作業着として誕生したジーンズ。
古く価値のあるビンテージジーンズなども流行して、洗わないほうが良いというイメージもありますが、実際ジーンズの洗濯って皆さんどうしているのでしょうか?
「洗わないと臭いが気になるし、でも洗ったら色落ちしたり価値が落ちるからダメ!」と、古着好きやビンテージマニアの人たちも話しています。
確かにジーンズを洗濯をしたら、深い紺がだんだん薄いブルーになっている気もするんですよね。
お気に入りの1本を大事に長く穿くため、意外と知らないジーンズの洗濯頻度についてまとめてみました。
目次
ジーンズって洗濯した方が良いの?
そもそもジーンズって洗濯した方が良いのでしょうか?
結論から言うと、ジーンズは「洗濯した方が良い」です。
長く穿きたいと思う人程、きちんとした洗濯が必要になります。
ジーンズを洗濯した方が良い理由は何なのか?それはジーンズの原料にあります。
作業着として開発されたジーンズの原料はコットンで、コットンは綿、つまり植物から出来ているのです。
そんな柔らかく丈夫なコットンですが、油脂に弱いという特徴があります。
人間の汗や皮脂は、穿いている間にジーンズに吸収されていき、綿を腐敗させていきます。
それらを放置し続けると生地が傷み、破れなどの原因となってしまうのです。
また、皮膚の弱い人だと、汚れた生地に触れることで、皮膚トラブルを引き起こすことも。
色落ちが心配で洗濯に抵抗がある人もいると思います。
ですが、「汚れたままにして傷んで穿けなくなる」より、「適度な色落ちがジーンズの味。適度な洗濯で生地の傷みを取り除き、綿本来の耐久性を高めて長く穿く」とした方が、結果としてお気に入りのジーンズが育っていくのです。
ジーンズを洗濯すると色落ちはしないの?
色落ちはジーンズの個性
でもジーンズって洗濯すると色落ちするんじゃないの?って疑問に思う方もいると思います。
ジーンズは色落ちします。これはジーンズの特性上、仕方がありません。
ジーンズは洗濯だけでなく、擦れたり日に焼けたりと、日々の着用でも色落ちする「色落ちしやすい洋服」なのです。
しかし、この色落ちこそ、ジーンズの個性であるとも言えます。
色落ちと変色は違う!
色落ちが嫌だからと洗濯しないでいると生地が傷みます。
そしてこの傷みは、黒ずんだりくすんだり、シミになったりというジーンズの変色に繋がるのです。
色落ちはジーンズの味と言えますが、変色はただの汚れ。
ジーンズは汚れて変色して良いものではなく、清潔でかつ適度に色落ちをして楽しむものなのです。
色落ちを最低限に
でも、あまり色落ちして欲しくないというのも正直な所ですよね。
そんな色落ちを最低限にとどめるために大事なのが、洗濯時の3つのキーワードです。
- 洗濯機を使わず手洗いをする
- 水を使う
- 裏返して洗う
洗濯機を使用すると強い水流で擦れ、色落ちが激しくなります。
染料は温度が高いと溶けやすいため水を使いましょう。
そして、主に汗や皮脂を吸い取るのは裏ですので、裏返して洗うことで汚れだけを落とすことが出来ます。
また、濡れているジーンズは色落ちしやすく、直射日光だと日焼けで変色しやすいので、陰干しでしっかり自然乾燥することも大切です。
ジーンズの程よい洗濯頻度は?
ジーンズの洗濯についてお伝えしてきましたが、ジーンズの程よい洗濯頻度も気になりますよね。
ジーンズを頻繁に穿くのであれば、3,4回に1回位の割合で洗濯するのがベストです。
しかし夏場やアウトドアで大量に汗をかいたり、汚れやすい場面で着用した場合は、その都度洗った方が良いでしょう。
染み込んだ汗や汚れは取れにくくなり、悪臭の原因にもなります。
また、月に1回程度しか穿かないという場合には、穿いたら1日風通しの良い場所で陰干ししてからしまい、3回に1回位の割合で洗濯するのがオススメです。
まとめ
ジーンズの程よい洗濯頻度をご理解頂けたでしょうか?
お気に入りのジーンズを大事に長く穿くため、適切な洗濯頻度を理解して過ごしていきましょう。
ちなみに意外と忘れがちですが、ジーンズの裾は一番地面に近く、雨や泥、ほこりで汚れやすくなります。
ですので出来れば着用後、裾だけ軽く手洗いしておくと裙までキレイにジーンズが育ちますよ!
皆さんも試して見て下さいね。