皆さんスウェーデンで行われる「ルシア祭」をご存知ですか?
日本にクリスマスがあるように、スウェーデンではクリスマスが近づくと「ルシア祭」という行事があるんです。
スウェーデンの風習が色濃く反映された歴史ある伝統的な行事なんですよ。
そして日本の北欧文化の火付け役として、今もなお人気のIKEA。
このIKEAでも毎年ルシア祭に関するイベントを行っています。
今回はそんなスウェーデンのルシア祭とはどのようなお祭りなのか、またIKEAで行われるルシア祭の情報をご紹介します。
目次
スウェーデンのルシア祭とは?どんなお祭り?
歴史ある聖なる行事
ルシア祭とは毎年12月13日に行われる聖なる行事のこと。
イースターや夏至祭と並んで、スウェーデンの3大イベントの1つです。
ルシアはキリスト教の聖人「ルシア」からきています。
ルシア祭はそんな聖人ルシアをお祝いする行事なんです。
また皆さん1度は耳にしたことのある「サンタ・ルチア」もルシアから来ているんですよ。
光を灯しながら歩く
このスウェーデンのルシア祭は、ルシアに扮した少女が先頭に立って「サンタ・ルチア」を歌いながら教会や街中を歩きます。
このとき先頭に歩くルシア役は頭にロウソクを立てた冠をかぶります。
その後にルシアのお付役として参加者がろうを持って歩きます。
ルシアの象徴となる光を灯しながら響く歌声にうっとりしますよ。
従来は金髪の白人女性がルシア役でしたが、近年はそういった概念は無くなったようです。
男の子も参加出来るよう、星の少年役はロウソクや星形の金紙で作ったオブジェを持って歩きます。
大切な文化を残しつつ、時代とともに変化しているようですね。
※ルシア祭の様子です。奇麗な歌声に魅了されます。
ルシア祭で食べるルッセカットとは?
独特な形をしたパン
季節のイベントには必ずお菓子が振る舞われるのが定番ですが、ルシア祭にもありますよ。
「ルッセカット」といい、日本ではルシアパンとも呼ばれています。
どんなパンかと言うと、独特な形で逆S字型をしています。
そこに干しぶどうが乗っていて、華やかな黄金色に色付けされています。
またサフランが入っているのも特徴。
光を象徴としているルシア祭にはピッタリのお菓子です。
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ルッセカットはどんな味?
ルシア祭で振る舞われるルッセカット。
果たしてどんな味なのか・・・気になりますよね。
ルッセカットは甘さ控えめで、日本のパンのようにふんわりとした食感ではないようです。
また現在は逆S字型だけでなく、様々な形のルッセカットが売られているとのこと。
食べたことが無いので、機会があればぜひ食べてみたいですね。
IKEAでもルシア祭が開催される?
大人気ですぐに完売!?
なんとここ日本でも、スウェーデンのルシア祭を気軽に体験できるイベントがあるんです。
体験できる場所は、北欧家具の量販店でお馴染みのIKEA。
スウェーデンの企業だからこそできるイベントですね。
IKEAのルシア祭は100人限定の予約制です。
チケットの予約は1か月前位から行われますが、大変人気のためすぐ完売してしまうそうです。
これだけ人気となると、ますます気になりますよね。
IKEAのルシア祭はどんな内容?
12月に開催されるIKEAのルシア祭は、IKEA内のレストランフロアで行われます。
各店舗によって多少内容が異なりますが、ルシアに扮した子ども達が歌に合わせて行進したり、聖歌隊が素敵な歌を披露してくれたり、ジャズやゴスペルの演奏があったりと内容盛りだくさんです。
そしてクリスマス仕様になったテーブルで乾杯をしてディナーがスタート。
ルシア祭限定のスペシャルディナーが味わえますよ。
食事中もステージ上ではルシア祭の話や演奏が続きます。
サンタからのお菓子のプレゼントもあるので、特に子どもは喜びますね。
そんなIKEAのルシア祭の料金は、IKEA FAMILYメンバー価格で
大人メニュー¥2,000
キッズメニュー¥1,000
0~3歳は無料(席だけ)
になります。
まだ今年のルシア祭の詳細が出てないので、随時IKEA FAMILYのサイトをチェックしてみてくださいね。
※IKEAのルシア祭で披露された子ども達の歌声です。癒されますね♪
まとめ
日本ではあまり知られていないルシア祭ですが、スウェーデンでは伝統ある行事なんですね。
クリスマスは食べ物からイベントまで国によって様々なんだと実感しました。
そしてルシア祭を体感するのならIKEAのルシア祭はとても魅力的です。
内容も盛りだくさんで美味しい料理と音楽、それでいてリーズナブルなのが嬉しいですね。
私もぜひ行きたいです。
ただチケットが入手困難ということで、ゲットできるのを祈るばかりです・・・
皆さんそれぞれが素敵な12月を過ごせると良いですね。