麻婆豆腐や回鍋肉、ビビンバなどちょっと辛みがあって味の濃い料理って食欲をそそりますよね。
我が家でも週に2〜3回は甘辛い味の料理が食卓に並びます。
ご飯も進むし、満足感もあるし、何よりおいしい!
こういった甘辛い料理に欠かせないのが辛味調味料。
代表的なのがコチュジャン・豆板醤・甜麵醬ですが、実際それぞれどのような違いがあるか知っていますか?
今回はコチュジャン・豆板醤・甜麵醬のそれぞれの違いや、切らした時の代用方法などをまとめてみました。
目次
コチュジャン・豆板醤・甜麺醤のそれぞれの違い
コチュジャンについて
≪コチュジャン≫
・発祥地:朝鮮半島
・原材料:もち米麹、唐辛子の粉、(地域によっては大豆、麦、小麦粉、きびなどを混ぜる)
・味:まろやかな辛みでコクがある
・使用用途:ビビンバ、タッカルビ、和え物・炒め物・煮物などに少し加える
豆板醤について
≪豆板醤≫
・発祥地:中国四川省
・原材料:そら豆に大豆、米、大豆油、ごま油、塩、唐辛子など
・味:辛い
・使用用途:麻婆豆腐・担々麺などの辛味の強い四川料理に用いられる
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甜麵醬について
≪甜麵醬≫
・発祥地:中国
・原材料:小麦粉、塩、麹
・味:甘辛くてコクがある
・使用用途:北京ダックのソース、回鍋肉や野菜炒めなどの味付けに用いられる
特徴をまとめると
コチュジャン・豆板醤・甜麺醤の違いを箇条書きでまとめてみました。
コチュジャンが朝鮮半島発祥に対して、豆板醤・甜麵醬は中国発祥とそもそも発祥の地や使われる料理が異なります。
また、味もコチュジャン・甜麵醬が甘辛いのに対して豆板醤は辛みが強いのが特徴です。
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コチュジャン・豆板醤・甜麺醤の辛さの違いは?
辛い順に並べると?
続いてはそれぞれの辛さについて。
この3つを辛い順に並べると、
豆板醤>コチュジャン>甜麵醬
の順になります。
唐辛子の量がポイント!
豆板醤・コチュジャンが原材料に唐辛子を使っているのに対して、甜麵醬は使っていないのでこの順は納得ですね。
また、豆板醤とコチュジャンを比べてみても、使用する唐辛子の量が豆板醤の方が多いです。
さらにコチュジャンはもち米麹を使用して発酵させているため、味がまろやかになるのです。
※こちらは都内最強と言われる激辛麻婆豆腐の動画です。見ているだけで口の中が辛くなってきます。
コチュジャン・豆板醤・甜麺醤が無い時の代用方法は?
切らしてることを忘れてた・・・
いざ料理を始めようとした時、調味料を切らしてしまっていることってありますよね。
特にコチュジャン・豆板醤・甜麵醬など毎日使うものでない場合、切らしていることに気付きづらいです。
だからといって気付いてから買いに行くのも面倒ですよね。
そこで、家にあるもので代用する方法をご紹介します。
コチュジャンの代用方法
まずコチュジャンは、豆板醤と甜麺醤を2:3の割合で混ぜて代用することができます。
豆板醤の辛みと甜麵醬の甘みが、ちょうどコチュジャンの甘辛さを代用してくれるんです。
もしどちらもない場合には、次に紹介する豆板醤と甜麵醬の代用方法を参考に、2:3の割合になるよう混ぜ合わせてください。
※こちらの動画は味噌や韓国粉唐辛子を使ってコチュジャンを作る方法です。こちらも参考にしてみて下さい。
豆板醤の代用方法
次に豆板醤ですが、これは味噌大さじ1・醤油小さじ1/2・一味唐辛子小さじ1を混ぜて代用することができます。
味噌はできれば辛口の赤味噌がベストです。
味見をしながら辛みが足りなければ、一味唐辛子を足して調節していってください。
甜麺醤の代用方法
最後に甜麺醤は、味噌(赤味噌)大さじ1・しょうゆ小さじ1/2・砂糖小さじ1/2・ごま油1滴を混ぜて代用できます。
こちらもできれば赤味噌を使った方がより甜麵醬の味に近付きます。
どれもご家庭に必ずある調味料で代用ができるので、いざという時に助かりますね。
様々な料理に使ってみよう!
料理の味の決め手となる大事な調味料。
毎日料理をしていると徐々に種類が増えていって管理も大変になりますよね。
ついつい切らしていることを忘れてしまっていたり、「これどんな味だっけ?」と使い道に困ってしまったり。
今回紹介したはコチュジャン・豆板醤・甜麵醬は、それぞれ味や辛さに特徴があります。
その特徴をしっかり覚えていろんな料理に活かしてみてください。