ジーンズの洗濯で色移りが！落とし方と予防法は？

ジーンズは非常に色落ちしやすいもの。そして色移りしやすいものです。

 

「洗濯したら他の服にジーンズの色が移ってしまった！しかもよりによってお気に入りの薄い色の洋服に限って！！」

こういったトラブルを経験された方もいるのではないでしょうか？

 

お気に入りの洋服だからこそ、どうにかしたい。

洗濯を効率的にしたいけど、同じミスはしたくない。　

色移りしたお気に入りの洋服を諦めたくない方に向けた、ジーンズの洗濯による色移りの落とし方と予防法をご紹介します。

 

ジーンズが色移りする原因って何？

原因は染料！？

ジーンズの色移り。それはジーンズ特有の染料に原因があります。

 

ジーンズには、インディゴという藍色の植物性染料が使われていますが、

・摩擦などに弱い

・油分が多いため洗濯洗剤の成分に弱い、

・熱に弱く溶けやすい

以上の性質を持っています。

つまり元々色落ちしやすいものなのです。

 

またジーンズの生地はインディゴに染まりやすくするため、表面が滑らかに出来ています。

これも色落ちする原因の一つとも言えます。

 

ジーンズを洗濯機で洗濯すると・・・

要するにジーンズを洗濯機で洗濯していると、まず洗濯洗剤の成分によってジーンズから剥がれたインディゴが、水に溶けずに水の中に留まります。

そして、生地に凹凸があるニットやパイル生地、タオルなどに絡まり付着します。

 

洗濯機の場合、この段階ですすぎの工程に入りますが、油分の多いインディゴは水に溶けないので、そのまま留まることになり色移りが発生します。

これが洗濯機でジーンズを洗濯した場合の色移りです。

 

最近では水の温度を設定出来る洗濯機もあり、洗濯をお湯でする場合は、さらに注意が必要です。

インディゴを含む染料は、熱に非常に弱く溶けやすいものなので、一緒に洗った白いワイシャツなどの洗濯物をインディゴブルーに染め上げてしまうのです。

 

色移りした洋服の落とし方は？

すぐに対処するのがポイントです。

染料は時間が経つと染みこんでいき、落ちにくくなってしまうからです。

これでもダメな場合は、クリーニングに出したとしてもあまり効果は見込めないので、諦める他ないでしょう。

 

ジーンズの色移りを防ぐ予防法は？

1番の予防法はやっぱり手洗い！

最も効果的なのは、ジーンズを手洗いすることです。

もし洗濯機で洗う場合は、ジーンズを単独で洗いましょう。

 

同系色だから大丈夫とジーンズ同士を一緒に洗うのも避けたほうが無難です。

お互いの色が落ちて、まばらに色移りする可能性があるからです。

 

他の衣類と一緒に洗う場合は？

どうしても時間がなく他の衣類と一緒に洗う場合は、

 

・ジーンズを裏返しにしてネットに入れる

・水で洗う

・手洗いモードなどの水流の弱いコースで洗う

・洗剤はおしゃれ着洗剤など中性のものを使う

・洗濯したらすぐに干す

 

など、染料を落とさない、摩擦を加えない、刺激を与えないを心がけて下さい。

 

また最近は色落ち予防の洗剤なども販売されていますので、それらと組み合わせれば、酷い色移りをある程度予防出来るはずです。

 

まとめ

いかかでしたか？

ジーンズによる色移りの原因、落とし方、予防法は理解できたでしょうか？

 

色移りの予防法としてその他にも、お酢や塩などを溶かした水に衣類を30分～1時間浸けてから洗濯すると、お酢の酸や塩の塩化ナトリウムが染料の定着に働き、色落ちしにくくなるようです。

 

洗濯の一手間で、お気に入りの衣類を綺麗なまま長く使いましょう！