祭りを彩る大切な要素の1つである山車。
その特色は祭りによってさまざまですが、中でも日本一の山車行列とも言われる祭りがあるのを知っていますか?
それは山形県新庄市で開催される「新庄まつり」。
色鮮やかでにぎやかなデザインが特徴の山車行列には、毎年多くの観光客が訪れます。
そんな新庄まつりの2018年の日程や魅力をご紹介します。
目次
新庄まつりとは
新庄まつりとは、山形県新庄市で毎年8月24日、25日、26日の3日間開催されるお祭りです。
約260年前、大凶作に見舞われ落ち込んでいる市民を奮い立たせ、豊作を祈願するために神を祀ったことがきっかけで始まったお祭りで、今年で263年目を迎えます。
毎年手作業で作られる山車は、歌舞伎や日本古来の物語を再現したもので、その絢爛豪華な姿は他のお祭りではなかなか見ることができません。
山車の他にも、御神体と一緒に武士に扮した市民が神輿渡御行列をする様子も見どころの1つです。
2016年2月には、日本の山・鉾・屋台行事がユネスコ無形文化遺産の候補として承認されました。
全国で33件の行事が対象となっており、新庄まつりの山車行事もその一つです。
新庄まつり2018年の日程は?
2018年の日程は例年通り
新庄まつりの2018年の日程は例年どおり8月24日(金)、25日(土)、26日(日)の3日間です。
24日が「宵まつり」、25日が「本まつり」、26日が「後まつり」です。
8月最後の金・土・日で開催されるため、今年も例年以上にたくさんの人で賑わうことが予想されます。
電車でのアクセス
新庄駅へのアクセス方法です。
《新庄駅へのアクセス方法》
- 東京方面から行く場合は、山形新幹線に乗って新庄駅で降りてください。
- 仙台方面から行く場合は、JR仙台線に乗り山形駅で山形新幹線またはJR奥羽本線に乗り換えて新庄駅で降りてください。
- 秋田方面から行く場合は、JR奥羽本線に乗り新庄駅で降りてください。
車でのアクセス(駐車場情報)
利用できる駐車場は、新庄駅東口駐車場、東山総合公園駐車場です。
その他に東山総合公園内に臨時駐車場が5ヶ所用意されています。
周辺施設のアビエス駐車場、ゆめりあ北側駐車場は開催中の3日間は利用できません。
東山総合公園から新庄駅まで徒歩だと約20分かかります。
24日(金)と25日(土)は無料シャトルバスも運行しているので、そちらも利用できます。
また、祭り開催中は山車巡行のため周辺道路に交通規制がかけられます。
駐車場にも限りがあるため、なるべく公共交通機関の利用をオススメします。
新庄まつりの見どころや楽しみ方は?
新庄まつりの見どころを「宵まつり」「本まつり」「後まつり」それぞれご紹介します。
24日「宵まつり」の見どころは?
まず24日の「宵まつり」の見どころは、「宵まつり山車行列」です。
照明で灯された巨大な山車20台が、夜の街を練り歩く様子はとても幻想的です。
山車行列は3日間とも行われますが、夜の山車を見ることができるのは宵まつりだけです。
※2017年宵まつりの様子です。ライトアップされた山車が色鮮やかで感動しますね。
25日「本まつり」の見どころは?
次に25日の「本まつり」の見どころは、「神輿渡御行列」です。
市民200人が武士に扮して御神体を乗せた神輿とともに市内を練り歩きます。
石川町ごきげん通りでは、人々が沿道に座り神輿より低い位置で行列を迎え、その様子は侍町として栄えた厳かな風景を蘇らせます。
※こちらの動画1:58〜は、石川町ごきげん通りでの神輿渡御行列の様子を見ることができます。
26日「後まつり」の見どころは?
最後に26日の「後まつり」の見どころは、「飾り山車」です。
全ての山車20台が、市内の中心商店街に展示されます。
宵まつりや本まつりに行けなかった人や、近くで見られなかった人も、こだわりが詰まった山車を間近でじっくり見ることができます。
※2013年飾り山車の様子です。
まとめ
元々山車や神輿は大きいものですが、新庄まつりの山車は群を抜いて巨大なものばかりです。
山車1台の中で物語を表現しているので、どのようなストーリーが込められているのか想像しながら見るのも楽しみの1つです。
山車、お囃子、神輿行列など全てが一体となり幻想的な雰囲気を演出する新庄まつりに、ぜひ足を運んでみてください。