青、ピンク、紫など色とりどりの花を咲かせる朝顔。
小学生の時に朝顔を育てたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
私が小学生の時も、校庭にそれぞれの鉢植えを並べて毎日水やりをして育てたり、絵日記をつけたりしていました。
夏休み前の終業式の日にその朝顔を持って帰って、家でも大切に育てていたのを覚えています。
そんな朝顔のお祭りが、東京の入谷鬼子母神というお寺を中心に毎年行われているのをご存知ですか?
「入谷朝顔市」と呼ばれるそのお祭りの2019年の屋台やアクセス、さらに大人気の朝顔「団十郎」についてご紹介します。
目次
入谷朝顔市とは
日本最大の朝顔市!
入谷朝顔市とは、東京都台東区にある入谷鬼子母神(真源寺)で行われる朝顔をメインとしたお祭りです。
入谷鬼子母神を中心として、言問通りに60件の朝顔業者と80件の屋台(縁日)が並びます。
今年で71年目を迎える入谷朝顔市は、毎年約40万人もの人が集まるとても人気のあるお祭りなんです。
始まりは江戸時代から
元々江戸末期の頃に入谷の朝顔が有名になったのが始まりです。
入谷の朝顔は今主流になっている丸い形の朝顔ではなく、桔梗の花や牡丹の花のように咲く「変わり咲き」の出来栄えが素晴らしく、それが評価されとても人気になりました。
しかし大正に入ると世情が怪しくなり、植木屋も廃業し入谷から一度朝顔の姿が消えてしまいます。
そして戦後になり、すさんだ世の中を少しでも明るくしようと地元有志の方と下谷観光連盟の力により、「入谷朝顔市」が復活したのです。
2019年の入谷朝顔市の日程は?
入谷朝顔市は曜日に関わらず、毎年7月6日〜7月8日の3日間開催されています。
時間は朝5:00〜23:00までです。
朝に咲く朝顔なので開催時間がとても早いですね。
2019年は土・日・月なので例年に比べ人が多いことが予想されます。
入谷朝顔市2019の屋台や団十郎について
見どころは通りに並ぶ朝顔
入谷朝顔市の見どころは通りに並ぶ朝顔!
言問通りの片側には朝顔の露店が、反対側には屋台が並びます。
朝顔はどの露店も同じ価格で、一鉢2,000円、小さいものだと800円で売られています。
宅配も可能ですので、遠方から来ている方や仕事の前にちょっと寄ってみたという人も気軽に買うことができますね。
おすすめは朝顔の御守り
鉢植えの次におすすめなのが朝顔の御守りです。
大小の2種類あり、大が800円、小が400円で売られています。
御守りに朝顔の造花がつけられていてとても可愛らしいです。
色も何種類かありますのでお気に入りの御守りを見つけてください♪
大人気の朝顔「団十郎」とは?
また、売られている朝顔の中で特に人気ですぐに売り切れてしまうのが「団十郎」です。
「団十郎」はとっても綺麗な海老茶色の花を咲かせるんですよ!
また「団十郎」は花の色だけでなく、葉が黄色で模様がないことも特徴の1つです。
茶色い朝顔を総称して「団十郎」と呼ぶこともあるそうですが、品種としての「団十郎」が欲しいという方は葉の色や模様にも注意して選んでください。
朝顔を買うなら9時までに!
朝顔はその名の通り「朝に咲く花」ですので、自分好みの朝顔を買って帰りたい方は、遅くても9時までに行くことをオススメします。
それ以降は花が閉じてしまうので色味が分かりにくいのです。
また、欲しい色味は決まっていても、どれが長持ちする朝顔か分からないという方は、お店の方に相談すると希望の色味に合ったものを選んでくれます。
夕方以降は歩行者天国!
また夕方以降は車道が通行止めになり歩行者天国になります。
お祭りの風情を楽しみたいという方は夕方以降でも十分に楽しめますよ。
入谷鬼子母神へのアクセス
電車がおすすめ
入谷鬼子母神はアクセスがとっても便利です。
駅から近いので電車で行くのがオススメですよ。
- JR「鶯谷駅」南口から徒歩3分
- 地下鉄「入谷駅」から徒歩1分
また、当日は会場周辺の路上パーキングメーターとパーキングチケットは休止になり、駐車スペースもありません。
車で行くという方は事前に駐車できるスペースを確認しておいてください。
まとめ
朝と夜で違う楽しみ方ができる「入谷朝顔市」。
買った朝顔は3ヶ月ほど楽しむことができますし、見頃が終わってもたくさん種を残してくれるので、翌年は種から育てる楽しみもあります。
同じ夏に咲く花でも、太陽に向かって元気に咲く向日葵と違い、朝の澄んだ空気の中に咲く朝顔を見ると、それだけで「涼」が感じられますよね。
この機会に小学生時代を思い出して、久しぶりに朝顔を育ててみませんか?
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