夏になると見かける真っ赤なほおずき。
お花屋さんで置いているところもありますよね。
見るだけで夏気分を味わえるほおずきですが、ほおずき市というイベントがあるのをご存知ですか?
有名なのが東京の浅草で行われる「浅草ほおずき市」です。
浅草ほおずき市って一体どんなイベントなのか、2019年の時間や日程、さらに見どころをまとめてみました。
目次
浅草ほおずき市とは
功徳日に行われるほおずきのお祭り
浅草ほおずき市は、浅草の浅草寺で毎年行われています。
ほおずき市は、観音信仰と関連が深いんです。
古来から毎月18日は「仏様と特別なご縁のある日」という意味で「縁日」と呼ばれ、縁日に参拝すると大きな功徳があるとされています。
そして室町時代以降には、この「縁日」とは別に「功徳日」という新たな縁日が毎月1回設けられました。
この日の参拝は何百日、何千日分ものお参りと同じだけのご利益があるとされていたようです。
特に7月10日の功徳日は、4万6千日分(なんと126年分!)参拝したのと同じだけのご利益があるとされていて、前日の9日からたくさんの人が参拝に並ぶようになったのです。
こういった大きなイベントに付き物なのが、参拝客目当ての市です。
浅草のほおずき市もそういった由来から始まったんですね。
浅草ほおずき市2019の日程や時間は?
毎年同じ日に開催
浅草ほおずき市の日程は上で説明したとおり、7月9日と7月10日の2日間です。
功徳日に合わせて行われるので、曜日に関係なく毎年同じ日に開催されます。
2019年の7月9日・10日は火曜日と水曜日です。
がっつり平日なので、社会人や学生の方は今年は行けないなと残念に思う方もいるのではないでしょうか?
夜の時間帯まで開催
でも大丈夫です!
浅草ほおずき市は2日間とも8:00〜21:00まで開催の予定です。
夕方の涼しくなった時間帯からお仕事帰りに寄ってみてはいかがでしょうか?
浅草ほおずき市の楽しみ方や見どころは?
浅草ほおずき市の見どころは何と言っても露店に並ぶたくさんのほおずき!
開催中は100以上の露店が並び、通りを赤いほおずきが彩っています。
そんな浅草ほおずき市では、さまざまなほおずき商品が並んでいますよ。
ほおずきの鉢植え
江戸風鈴とセットで売られているほおずきの鉢植えは大体2,500円で売られています。
大きくて持ち帰れない人は宅配することも可能です。
地方から観光に来ている人にも嬉しいですね。
枝ほおずき
「鉢植えはちょっと高いな」という方にオススメなのが枝ほおずきです。
枝ほおずきは枝に鈴なりにほおずきをつけたもので、大体1,000円で売られています。
玄関やお部屋に飾ると一気に夏らしくなりますね。
ひごほおずき、ほおずきの袋詰め
また、お土産にいいのが100円程で売られているひごほおずきと、500円程で売られているほおずきの袋詰めです。
浅草ほおずき市に行った記念に、家族やお友達にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
浅草寺へのアクセス
電車やバスが便利
ほおずき市が開催される浅草寺へは電車やバスで行くことができます。
どちらも駅やバス停から徒歩5分程度で着くのでとても便利ですよ!
電車でのアクセス
東武スカイツリーライン 「浅草駅」から徒歩5分
東京メトロ銀座線 「浅草駅」から徒歩5分
つくばエクスプレス 「浅草駅」から徒歩5分
都営地下鉄浅草線 「浅草駅」A4出口から徒歩5分
バスでのアクセス
浅草寺近くまでは都営バス、京成タウンバス、台東区循環バス「めぐりん」が通っています。
路線や行き先によってバス停が違いますが、いずれも雷門近くにバス停がありますので、迷うことなく浅草寺まで行くことができます。
2019年の開催は2日間とも平日なので、17時以降は帰宅ラッシュで電車が混み合うことが予想されます。
お子さん連れの人は日中の比較的空いている時間に行くのがオススメです。
今年の夏は浅草寺へ!
夏のイベントといえば花火大会や夏フェスなど華やかなイベントを思い浮かべる人も多いですよね。
華やかなイベントももちろん良いですが、通りに並ぶ鮮やかなほおずきを楽しみつつ、参拝をして功徳美のご利益にあやかるのもまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?
今年の夏はちょっと風流に、浅草ほおずき市に出かけてみてください。
【関連記事】