夏野菜の代表といえばトマトですよね。
色鮮やかなトマトを見ると、ついつい手にとってしまいます。
でも生のトマトってあまり日持ちしないんです。
買ったはいいものの、使わないまま冷蔵庫でしなしなになってしまっていた、なんてことはありませんか?
せっかくの旬なトマトも台無しですよね。
あまり日持ちがしないものを長持ちさせる方法の1つに、「水分をとって乾燥させる」方法があります。
野菜やフルーツ以外にも、ドライフラワーのように花にも使われている一般的な保存方法ですよね。
乾燥させることによって保存期間は長くなりますが、乾燥させた場合、含まれる栄養素は生の状態の時と変わらないのでしょうか?
せっかくなら栄養もしっかり摂りたいですよね。
そこで、ドライトマトと生トマトの栄養の違いや、ドライトマトの効果効能と簡単な作り方について調べてみました。
目次
ドライトマトの栄養は?
生トマトより栄養豊富?
ドライトマトに含まれる栄養は以下のとおりです。
《ドライトマトに含まれる栄養素》
- リコピン
- ビタミンC
- 13オキソODA
- βカロテン
- GABA(ギャバ)
含まれている栄養は生トマトと同じですが、ドライトマトにすることで栄養素がギュッと濃縮されグラムあたりの栄養価が上がります。
一方で、ビタミンCは熱に弱く、ドライトマトにすることで減少してしまいます。
ビタミンCは他の食材から補いたいですね。
ドライトマトの効果効能は?
ダイエット効果
それぞれの栄養素にはさまざまな効果効能があります。
まず1つ目がダイエット効果です。
トマトに含まれる栄養素の代表であるリコピン。
リコピンは悪玉コレステロールを除去し、新陳代謝をアップさせる効果があります。
新陳代謝がアップすることで、脂肪が燃焼しやすくなり痩せやすい体づくりができるのです。
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また13オキソODAにも、中性脂肪を抑える力があります。
さらに、13オキソODAの働きによって、蓄えている脂肪を燃焼させる酵素を作りだす遺伝子が活発になるとされています。
アンチエイジングと快眠効果
2つ目はアンチエイジング効果です。
リコピンとβカロテンが持つ抗酸化作用により、老化を促進させる活性酸素の働きを抑制してくれます。
最後に3つ目は快眠効果です。
GABAには、イライラしたり落ち込んでいる気持ちを解消してくれる効果があります。
イライラして眠れない時は、眠る前にドライトマトを食べてみると快眠効果が得られるようです。
ドライトマトの簡単な作り方とは?
電子レンジで
ドライトマトを作る方法はオーブンで作る方法と電子レンジで作る方法があります。
ただ、一人暮らしをしている人でオーブンを持っている人ってあまりいないですよね。
そこで、どこの家庭にもある電子レンジで作る方法をご紹介します。
≪ドライトマトの作り方≫
材料:トマト(中玉)250g、塩 大さじ1/2〜1
- トマトは洗ってヘタを取り、縦半分に切ってスプーンで種を取り除く。
- キッチンペーパーでトマトの水分を取り、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に切り口を上にして並べ、塩をまんべんなくふる。
- 600wの電子レンジで5分加熱する。
- トマトから出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、さらに5分加熱する。
これでドライトマトの出来上がりです!
すごく簡単ですよね。
もし加熱したあとに水気が残っているようなら、様子を見ながら再度加熱してトマトを完全に乾かしてください。
※こちらの動画はオーブンを使って、プチトマトをドライトマトにする方法です。こちらも簡単ですので参考にしてみて下さい。
ドライトマトをオイル漬けに
ドライトマトにすることで日持ちするだけでなく、栄養素も濃縮されることが分かりましたね。
ドライトマトにしたあとは、瓶に入れてオイル漬けにすると1〜2ヶ月もつと言われています。
常備菜として作っておくと、サラダやパスタに加えたりおつまみとして食べることもできてとても便利ですよ♪
皆さんもぜひ、栄養満点のドライトマトを作ってみてください。
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