スーパーに行くと様々なスパイスが並んでいますよね。
パッケージが統一されたスパイスが、ずらっと並んでいる姿は圧巻です。
自分の家のキッチンにも、こんな風にいろんなスパイスを並べられたらかっこいいんだろうなと思いつつ、使いこなせる自信がないのでいつも無難なものばかり買ってしまいます。
ところで、たくさん並ぶスパイスの中に素晴らしい効能を持つ「カルダモン」というスパイスがあるのを知っていますか?
日本ではまだあまり馴染みがないスパイスかもしれませんが、インドや中東地方ではとてもメジャーなスパイスなんです。
今回はこのカルダモンについて、効能やオススメの使い方など詳しくご紹介します。
目次
カルダモンとは?
香りが特徴的な「スパイスの女王」
カルダモンは、ショウガ科の多年草で「カーダモン」とも呼ばれています。
カルダモンには変種や近い関係にある近縁種が多く、マイソール、マラバール、セイロンといった種類があります。
そのため、原産国はインド、スリランカ、マレー半島と広範囲に渡ります。
香りが特徴的で、ユーカリ油や樟脳、レモン油の香りが混ざったような爽やかな香りがします。
そのため、「スパイスの女王」と呼ばれ、「高貴な香り」「香りの王様」と形容されることも多いそうです。
中東ではカレーやコーヒーに
日本ではあまり馴染みのないスパイスですが、インドや中東地方では特によく使われています。
ガラムマサラなどのミックススパイスには必ず使われており、またカレーやチャイなどの料理にも欠かせません。
中東地方では、コーヒーにカルダモンのエッセンシャルオイルや粉末を加えたカルダモンコーヒーも人気がありますよ。
※カルダモンコーヒの作り方です。見ていると飲みたくなります♪
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カルダモンの効能について
口臭予防、消化器の改善
カルダモンには主に4つの効能があります。
1.口臭予防
元々カルダモンは強い香りがするので、それによりクサい臭いを誤魔化すことができますが、それだけではありません。
カルダモンにはシオネールという消臭効果を持つ成分も含まれているのです。
シオネールという成分により、胃から上がってくる臭いを消すことができます。
2.消化器官の不調改善
カルダモンは健胃作用がある漢方としても使われています。
唾液や胃液の分泌促進による消化吸収のサポート、胃酸過多や胃のむかつきの緩和、腸内のガスを排出させる作用などの効果があります。
ストレス軽減、集中力向上
3.ストレス軽減
爽やかなカルダモンの香りには、精神を落ち着ける効果があります。
これは、カルダモンに含まれるテレビネオール、シオネールという香りの素となる成分のおかげです。
アロマとして炊いたり、料理に使って摂取したりすることでストレス軽減の効果が得られます。
4.集中力向上
先に述べたように、カルダモンの香りによりストレスが軽減され集中力の向上に繋がります。
またそれだけでなく、カルダモンを摂取すると脳の前頭葉の酸素消費量が変化します。
それによって脳が活性化し集中力が増すと言われています。
カルダモンのオススメの使い方は?
カレーを煮込む際に
カルダモンのオススメの使い方をご紹介します。
まず1つ目はカレーです。
カレーを煮込む時にカルダモンを鞘がついたホールのまま入れると、カルダモンの香りがつき、いつもと一味違ったカレーを楽しむことができます。
煮込む時に入れるだけなのでとっても簡単です。
コーヒー、チャイ、お菓子にも!
2つ目はコーヒーです。
粉状にしたカルダモンパウダーをコーヒーに振りかけるだけで、簡単にカルダモンコーヒーの出来上がりです。
コーヒーだけでなくチャイや紅茶に振りかけてもおいしくいただけます。
※カルダモンを使った本格的なチャイの作り方です。
最後に3つ目はお菓子作りです。
マフィンやパウンドケーキなどのレシピに、カルダモンホールを砕いたものかカルダモンパウダーを加えて作るだけ。
甘いだけのお菓子が苦手な人にぜひ試してもらいたいです。
まずはカルダモンコーヒーから!
いかがでしたか?
今まであまり馴染みのないスパイスだったので、なかなか手を出せずにいたという人もいるのではないでしょうか?
カルダモンは料理やお菓子に使えるだけでなく、口臭予防やストレス軽減などいろんな目的に使える優れものです。
まずは簡単なカルダモンコーヒーから始めてみてはいかがでしょう?
次に見かけたらぜひ手にとってみてください。
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