皆さん「ヤーコン」という食べ物をご存知でしょうか?
名前は聞いたことあるけど、どんなものかは分からない!という方も多いと思います。
まだまだ知名度の低いヤーコンですが、実はとっても優秀な食材なんです。
今回はそんなヤーコンについて、旬の時期や保存方法、さらには栄養や効能、美味しい食べ方までご紹介します。
目次
ヤーコンとは?旬の時期はいつ?
サツマイモに似た根菜
ヤーコンとは、中南米アンデス高原が原産のキク科の根菜になります。
草丈は1~2メートルにもなり、サツマイモに似た芋の部分と茎が食用です。
ヤーコンが誕生したのは遥か昔のインカ帝国。
当時から果物のような野菜として親しまれてきた歴史ある食材なんですよ。
また「究極のダイエット野菜」とも言われています。
その栄養に秘密があるのですが、後ほど詳しく説明しますね。
食感はシャキシャキしており、味は甘味の少ない梨と言われています。
料理の幅が大きそうな野菜ですね。
ヤーコンの旬は11月〜2月
収穫時期は10月~12月で、最も美味しい旬は11月~2月になります。
これからが美味しいシーズンですね。
ヤーコンの生産が盛んなのが北海道と香川県。
特に北海道の置戸町は全国第1位の生産量を誇ります。
またヤーコンだけでなく、ヤーコンの葉を使ったヤーコン茶も販売されていますよ。
※ヤーコンの収穫の様子です。一株でたくさんのヤーコンが収穫できるんですね。
ヤーコンの選び方や保存方法はどうすれば良いの?
ヤーコンの選び方
まずヤーコンの選び方ですが、太すぎないものをオススメします。
そして手に持つとハリがあり、表面が固く重いものの方が新鮮で美味しいんです。
逆に触って柔らかさを感じるものは、鮮度が落ちている可能性があるので要注意。
気を付けて選んでくださいね。
ヤーコンの保存方法
ヤーコンの保存方法ですが、サツマイモなどの芋類と一緒です。
新聞紙や紙袋などに包んで冷暗所に保存してください。
1週間から10日はもちますよ。
切って残ったものを保存する場合は、ラップにしっかり包んで早めにいただいてくださいね。
ヤーコンの栄養や効能、美味しい食べ方をご紹介!
ダイエット効果が期待できる
先ほどヤーコンは「究極のダイエット野菜」とお伝えしましたが、その理由をここで説明したいと思います。
ヤーコンにはフラクトオリゴ糖という栄養が豊富に含まれています。
このフラクトオリゴ糖の含有率が、世界の野菜の中でNo.1と言われているのです。
フラクトオリゴ糖は人の消化酵素では分解されません。
また、善玉菌であるビフィズス菌の栄養源になります。
フラクトオリゴ糖を摂ることで、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌が増えます。
そして腸内環境も整い、便秘の改善にも効果があるのです。
繰り返しになりますが、そんなフラクトオリゴ糖が世界の野菜の中で1番多く含まれていると言われているのがヤーコンなんです!
そしてヤーコンはカロリーが低く、食物繊維もたっぷり。
ダイエットにも効果が期待できるわけですね。
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虫歯予防やコレステロール低下も
フラクトオリゴ糖はダイエット効果だけではありません。
その他にも体に良い効能があるので、どんな働きがあるかご紹介しますね。
・虫歯になりにくい
フラクトオリゴ糖は虫歯菌の栄養源になりません。
また歯垢の原因となる粘着性の不溶性グルガンも作られないので、虫歯になりにくのです。
・コレステロールや中性脂肪の低下
血液や血行の正常化が期待できるので、血中の総コレステロールや中性脂肪の低下、血糖値の抑制に効果があると言われています。
体に良いこと尽くしですよね。
こんなに優秀な食材があまり知られていないのが勿体ない気がします。
ヤーコンの美味しい食べ方
ヤーコンは生でも食べれます。
なのでそのままサラダで食べたりして、素材そのものを味わうのがオススメです。
また味噌汁に入れたり、きんぴらにするのも良いでしょう。
ちょっとアレンジを加えるなら、ジャガイモやベーコンなどと一緒にチーズで焼いたりしても美味しいですよ。
子供でも食べやすい料理なので、お子さんがいる方はぜひ試して見て下さい。
まとめ
いかかでしたか。
とても魅力的な野菜なので沢山の方に知ってもらいたいですね。
まずは手軽にヤーコン茶から試してみるのも良いと思いますよ。
これからが旬なので地元のスーパーで手に入るか分かりませんが、早速リサーチしてみたいと思います。
皆さんも美容や健康のために、これからが旬のヤーコンを食してみてはいかがですか。
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