皆さん「マコモダケ」という食材を知っていますか？
私はマコモダケを知らなかったので、最初はキノコかな？と思いましたが、実際に見てみるとイメージとはだいぶかけ離れたものでした。
知名度がまだまだ低いマコモダケ。
今回はマコモダケについて栄養や効能、美味しい食べ方からダイエット効果までご紹介します！
目次
マコモダケとは？どんな食材なの？
マコモの茎が肥大化したもの
マコモダケとは、イネ科の「マコモ」という植物の茎が肥大化したもののことです。
漢字では「真菰筍」と書きます。
マコモについて分かりやすくいうと、「稲を2メートル以上大きくしたようなもの」ですかね。
1本の茎から成長とともに20～30本になります。
マコモは東南アジアが原産国で沼や川で育ち、そのマコモに寄生した黒穂菌の影響で茎が肥大していきます。
この肥大した部分がマコモダケで、その部分が食べれるのです。
マコモダケは皮に包まれており、トウモロコシのように皮をむいて白い部分を食べます。
※農園で栽培されているマコモダケです。マコモの大きさが良く分かりますね。
マコモダケの旬は9月下旬〜10月中旬
そんなマコモダケは、5月に植えて9月下旬～10月中旬にかけて収穫されます。
美味しく食べられるのは1か月ほどしかありません。
現在、三重県三重郡菰野町や石川県河北郡津幡町が特産化に力をいれています。
その他にも、長野県・佐賀県・山形県・滋賀県などでも作られているようです。
こういった産地のスーパーや直売所で手に入りやすいですよ。
また通販でも手に入れることができます。
とても興味深い食材ですね。
マコモダケの栄養や効能は？ダイエットには効果的？
食物繊維が豊富でダイエットにオススメ
マコモダケは不溶性食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えてくれる働きがあります。
なので便秘改善の効果が期待できます。
また食物繊維には血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑えたりする働きがあります。
さらにカロリーが非常に低く、満腹感も得られるのでダイエットにもおススメ！！
とってもヘルシーなんです。
マコモダケは女性向きの食材ですね。
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カリウムでムクミ対策
マコモダケにはカリウムも多く含まれています。
カリウムは体から塩分などのナトリウムを排出する利尿作用があります。
なのでムクミの解消に効果あり。
また、高血圧予防や動脈硬化予防に優れています。
妊婦さんにおすすめ！葉酸の効能！
マコモダケには葉酸も含まれているんです。
葉酸は体を作るDNA、RNAを構成するのに不可欠なものです。
特に、妊婦さんに不足しやすい栄養素ですね。
不足すると無脳症、神経管閉鎖障害などの先天的な障害が生まれやすくなるといわれています。
マコモダケの食べ方は？美味しいレシピをご紹介！
ほのかな甘みとシャキシャキした食感
マコモダケはほのかな甘みがありヤングコーンに似た香りがあります。
またクセがなく、シャキシャキとした食感が楽しめます。
生でも食べれるようですね。
美味しい食べ方をご紹介するので、見つけた時にはぜひ調理していただきたいです。
マコモダケの美味しい食べ方！簡単レシピ！
生でも食べられるマコモダケですが、せっかくなら美味しく食べたいですよね。
手軽にできる美味しい簡単レシピをご紹介します。
1.マコモダケのホイル焼き
マコモダケを水洗いして、ホイルに包んでオーブンやトースターで焼くだけ。
醤油や塩などお好みでいただいてみましょう。
2.マコモダケの炊き込みご飯
【材料】
- お米：2合
- マコモダケ：2本
- 人参：1/4本
- 鶏もも肉：1/4本
- 油揚げ：1/2枚
- 醤油：大さじ2
- みりん：大さじ1/2
- お酒：大さじ1/2
お水は2合分入れて30分くらいおいてから、炊飯器にすべて入れてたくだけ！！
油揚げの油抜きは忘れずに。
どちらもとても簡単です。
その他にも小麦粉や天ぷら粉で揚げて天ぷらにしたり、炒めたり和えたりと様々なレシピがあります。
※「マコモダケの天むすび」の作り方です。とっても簡単ですよ♪
旬の時期に食べるべし
まずは、マコモダケ本来の味や食感を楽しみたいですね。
そのためには旬の時期に食べることをオススメします。
マコモダケは収穫時期がずれると黒穂菌の影響で黒い斑点が増え、見た目や味が落ちるようです。
旬である9月下旬〜10月中旬頃の時期に美味しくいただきましょう。
まとめ
いかかでしたか？
まだまだ知られていないマコモダケでしたが、調べていくと大変興味深い魅力的な食材でした。
私の住む近くのスーパーで販売されるのか早速調べてみたいと思います。
ヘルシーでクセもなさそうなので子どもにも喜ばれそうですね。
これから旬到来のマコモダケ。
皆さんも食卓に出してみませんか？
季節のレパートリーが一つ増えそうです。