夏になると野菜売り場に並ぶオクラ。
旬の時期だと1ネット100円以下で売られていることもあり、家計にも優しいですよね。
切ると星型になっているので見栄えもよく、ネバネバした食感がおいしいのでいろんな料理に大活躍。
そんなオクラの栄養やカロリー、オススメの食べ方についてまとめてみました。
そろそろオクラが安くなる時期。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
オクラの栄養や効果効能について
ぬめりの成分は食物繊維
オクラの特徴でもあるネバネバしたぬめり。
このぬめりの成分はガラクタン、アラバン、ペクチンといった食物繊維なんです。
このうちペクチンには、腸の調子を整えたりコレステロールを排出する作用や、便秘や大腸ガンを予防する効果があると言われています。
βカロテンはレタスの3倍!?
そして緑黄色野菜でもあるオクラはβカロテンも豊富に含んでいます。
オクラに含まれているβカロテンはレタスの約3倍以上!
βカロテンの効果で有名なのが抗発ガン作用や免疫賦活作用です。
他にも、βカロテンは体内でビタミンAに変換され、髪や視力、粘膜や皮膚の健康を維持してくれる働きや、呼吸器系統を守る働きがあります。
高血圧やストレス解消にも
また、オクラにはカリウムやカルシウムも豊富に含まれています。
カリウムは体内のナトリウム(塩分)を排泄してくれるので、高血圧に効果があります。
カルシウムはご存知のとおり骨を丈夫にしてくれる他、ストレス解消にも効果があります。
オクラ1つでこんなにもたくさんの栄養、効果効能があるんですね。
オクラのカロリーは高い?低い?
食べ物だと気になるのはやはりカロリー。
オクラのカロリーは100gあたり30kcalです。
オクラ1本が約10gなので、1食で5本食べるとしたら大体15kcalとかなり低いですね。
これならついついたくさん食べ過ぎてしまっても罪悪感がありません。
ちなみに他の緑黄色野菜の100gあたりのカロリーは、にんじんが33kcal、ほうれん草が16kcal、トマトが20kcalです。
他の緑黄色野菜と比べると特別低いわけではないみたいですね。
オクラのオススメの食べ方は?
生で食べるのがオススメ!
オクラの栄養を無駄にしないためには、加熱調理せず生で食べるのがオススメです!
オクラの粘り成分である消化酵素は熱に弱い性質を持っていて、加熱するとタンパク質分解酵素がなくなってしまい、粘り成分も弱くなってしまいます。
なので生で食べるのが1番良いのです。
オクラを加熱する場合は?
ただ料理によっては加熱した方がおいしいものもありますよね。
そういった場合は、茹でる時間をなるべく短めに30〜40秒ほどにしてください。
または電子レンジでチンする方法もオススメです。
軽く塩をまぶして耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分チンします。
茹でるよりも栄養の損失が少ないしとってもお手軽です。
夏バテ予防にピッタリのメニュー!
そして夏にオススメなレシピが「トマトとオクラのサラダ」です。
ミニトマト、加熱したオクラ、梅肉、ポン酢、ごま油をボウルに入れて和えるだけ。
最後にお皿に盛って刻み海苔を飾れば完成です。
とても簡単ですし、梅肉であっさり仕上げているので食欲のない夏場にもピッタリです。
ちなみに梅肉にはクエン酸が含まれており、疲労回復やミネラル補給といった効果があります。
また、ミニトマトにも美白効果のあるリコピンや、食欲不振を改善してくれるカリウムやカルシウムが豊富に含まれています。
関連記事:リコピンにはどんな効果効能があるの?美白効果もあり?
その他、がっつり食べたい方は「ばくだん丼」もオススメです!
どちらも夏バテ予防にぴったりなレシピなのでぜひ食べてみてください。
まとめ
ネバネバした食感が癖になるオクラ。
低カロリーで栄養豊富、価格も安いので夏にたくさん取り入れたい食材です。
食べる時には生または電子レンジでチンして、サラダや納豆、パスタなどと一緒に食べてみてください。