皆さん、三宝柑(さんぽうかん)を知っていますか?
場所によっては「さんぼうかん」とも呼ばれています。
柑橘系の果物で見た目はデコポンとそっくり!
葉が付いた状態で出荷されることが多いようです。
食べ方もバリエーションが豊かで、是非食べていただきたいオススメの果物です。
今回はそんな三宝柑について、デコポンとの違いや食べ方、栄養、効能まで詳しくご紹介します。
目次
三宝柑とは?
和歌山県の特産果物
三宝柑は柚子とダイダイの自然交配種で、ミカン科の果物です。
和歌山県の特産果実として栽培されていますよ。
実はなんと全国の9割以上が、和歌山県の紀南から紀中にかけて栽培されているのです。
その生産量はなんと約760トン!
中でも特に質と量が共に最高級品とも言われているのが、有田郡湯浅町の栖原産の三宝柑だそうです。
ちなみに三重県でも三宝柑の栽培が行われているようで、こちらはおよそ11トンになります。
和歌山県の三宝柑と比較しても生産量の差は一目瞭然ですね。
湯浅といえば醤油の他にも、三宝柑!
和歌山には色んなみかんがあるんやでー!いい香り♫ pic.twitter.com/C1bd1Kbz3b— わんだーらんど たにさか(和歌山県住みます芸人) (@tani222) 2017年2月13日
三宝柑の由来とは?
三宝柑の名前はとても個性的ですよね。
三宝柑は昔、その美味しさと珍しさで「城外不出の果物」とされていました。
そのためお供え用の台である三方(三宝)に乗せて、殿様に献上されたと言われています。
そこから「三宝柑(さんぽうかん)」と呼ばれるようになったそうです。
「城外不出の果物」と言われるだけで、三宝柑の品が更に上がりますよね。
歴史のある果物ということを知るだけで、益々食べたくなってきました。
三宝柑とデコポンの違いは何?
見た目がそっくり!
三宝柑ですが、見た目がデコポンとそっくりです!
一緒に並んでみたら、おそらくどっちが三宝柑か分からないと思います。
ただ、中身を見れば違いがはっきり分かります。
カットして中を覗いてみましょう。
皮、果実、種の違い
双子みたいな不知火と三宝柑を発見👀 pic.twitter.com/zUuLNGJ1l1
— 東大みかん愛好会 (@mikanclub1139) 2018年4月7日
三宝柑は皮に厚みがあり、果実は濃い黄色をしています。
デコポンは皮が薄く、果実はオレンジ色をしています。
さらに、
三宝柑は種が多いので、若干食べにくさはありますね。
デコポンは種が無いので、子どもでも食べやすいですね。
味の違い
三宝柑の味は酸味甘味ともまろやかで、さっぱり上品な味わいです。
デコポンの味は酸味も甘味もありジューシーです。
デコポンは清美とポンカンの交配種なので、やっぱり食べやすいです。
ただ三宝柑は皮が向きやすく、味に品があります。
三宝柑は皮も苦みが少なく色も美しいので、季節の料理などに大活躍してくれますよ。
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食べ方や旬の季節はいつ?
おすすめはジャムやマーマレード
そのまま食べるのももちろん美味しいですが、ジャムやマーマレードにするのもおすすめ。
作ったジャムをクラッカーに付けたり、ヨーグルトに入れて混ぜたりと、スイーツとしていただくのも良いですね。
また見た目も愛らしく品もある三宝柑は料理の器としても大活躍です。
料亭で使われているので参考にしてみて下さい。
旬は3月〜4月頃
三宝柑は2月中旬~4月頃に最盛期を迎えます。
旬の時期としては、春を迎える3月~4月頃になります。
ちなみに美味しい三宝柑の見分け方ですが、葉が付いているものやしっかり枝に付いているものを選んで下さい。
さらに皮の艶感があり、実が詰まってずっしり重みのあるものを選ぶと良いですよ。
新鮮なものをしっかり見極めてくださいね。
三宝柑の栄養や効能は?
ビタミンC、シネフィリンで風邪予防
ビタミンCがとても豊富です。
さらにシネフィリンも含まれており、共に風邪予防に期待できます。
またビタミンCの抗酸化作用で、美白・美肌効果や老化防止にも期待できますよ。
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クエン酸で疲労回復、血をキレイに
クエン酸とは酸っぱいと感じる酸味の成分。
そのクエン酸が体内の酸性物質を減少させてくれます。
それによって疲労回復、血をキレイにしてくれる働きがありますよ!
三宝柑は柑橘系なので、やっぱり栄養や効能が優秀ですね。
まとめ
いかがでしたか?
知れば知るほど三宝柑が食べたくなりますね!
個人的に気になるのが、みすず飴で有名な飯島商店の三宝柑ゼリー。
とっても美味しいらしくSNSでも良く目にしますよ。
皆さんも、是非この三宝柑を楽しんでみてください。