本の日が11月1日に?由来やサン・ジョルディの日との違いは何?

皆さんは11月1日が「本の日」というのをご存知でしょうか?

おそらくですが、知らない方の方が多いと思います。

なぜなら全国を代表する有力書店で結成される書店新風会が、2017年に制定したばかりだからです。

今回はまだまだ認知度の低い「本の日」について、11月1日になった由来やサン・ジョルディの日との違いなど詳しくご紹介していきます。

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本の日が11月1日になった由来は?

読書運動の活性化

まず日付に関係なく、なぜ「本の日」という日が新たに制定されたのか疑問に思いますよね。

これは読書運動の活性化が目的のようです。

そして普段書店に行かない人たちに対して、書店に来店させるきっかけの日という意味も込められているとのこと。

10月には読書の秋にちなんだ読書週間がありますが、それとはまた別の角度から読書を推進していくんですね。

11と1の数字に理由がある

では「本の日」が11月1日なった由来は何なのでしょうか。

実は11月1日という数字に理由があります。

11と1。

これらの数字が、本棚に並ぶ本の姿に見えること。

そして「想像」と「創造」の力は1冊の本から始まるというメッセージが込めて、11月1日が本の日になったそうです。

なんともユーモアあふれるオシャレな発想ですね。

確かに11と1の数字が本棚に並んでいる本に見えてきました。

本の日とサン・ジョルディの日、違いは何?

実はすでに「本の日」がある!?

本好きの方ならご存知だと思いますが、実はすでに「本の日」というものがあります。

毎年4月23日、この日が「世界本の日」なんです。

1995年11月にパリで開催されたユネスコ総会において採択され、翌年から4月23日を世界本の日としました。

本の良さを再認識し、親近感を育むことを目的としています。

「サン・ジョルディの日」とは?

4月23日が「世界本の日」ということはお伝えしましたが、元々はスペイン・カタルーニャ地方の祝祭日「サン・ジョルディの日」が起源とされています。

このサン・ジョルディというのは、龍を退治して王女を救い出した伝説を持つバルセロナの守護聖人の1人を表しています。

彼に敬意を表し、サン・ジョルディ殉教の日といわれる4月23日に、カタルーニャ地方では大切な人に赤いバラを贈る風習が生まれました。

また4月23日はスペインの文豪セルバンデスの命日とされることから、赤いバラと一緒に本の贈り物も添えるようになったそうです。

サン・ジョルディの日がやってくると、バルセロナのランブランス通りには花と本を売る出店が立ち並び、大勢の人で大変賑やかになりますよ。

日本には無いとても素敵な風習ですね。

日本でハロウィンが浸透したように、本とバラを贈る風習も認知されて浸透してほしいです。

日本では「子ども読書の日」

ちなみに日本の4月23日は「子ども読書の日」になります。

日本でも様々な場所で、この「子ども読書の日」にちなんだイベントが開催されているんです。

サン・ジョルディフェスティバル名古屋では、本やバラのチャリティ販売が行われます。

また作家のサイン会や絵本の読み聞かせをしてくれますよ。

都内では、上野の森親子ブックフェスタがGWに毎年開催されます。

絵本が安く購入できたり、読み聞かせなどをしてくれます。

大人から子どもまで楽しめるイベントですね♩

読書の秋シーズンに本のイベントはある?

書店くじ

【日程】2019年10月27日(日)~11月9日(土)

日本書店商業組合連合会が、秋の読書週間にあわせてくじを発行します。

秋の読書週間の期間、書店で書籍や雑誌を500円以上購入すると配布されるんです。

2019年秋の1等当選品は5,000円の図書カードです。

当たったら凄くうれしいですよね。

書店くじを行う本屋のみで配られるので前もって調べておきましょう。

神田古本まつり

【日程】2019年10月25日(金)~11月4日(月/祝)

東京都千代田区神田神保町で行われる古書市

この神田神保町は200軒近い古書店が集まる街として有名なんです。

神田古本まつりでは100万冊以上の本が並ぶことから、普段手に入らない古書が安く手に入りますよ。

毎年50万人以上の人が足を運ぶ大きなイベントです。

【関連記事】

神田古本まつり2019年の日程、雨天時の対応、見どころは?

 

神保町ブックフェスティバル

【日程】2019年10月26(土)、27日(日)

神保町ブックフェスティバルは、神田古本まつりと一緒に開催されるイベントです。

本が謝恩価格で購入できたり、手に入りにくい本を安く手に入れたりすることができます。

またこれから刊行する本を宣伝する新企画促進フェアなどが開催されますよ。 

チャリティーやオークションなどのイベントも盛りだくさん。

こどもの本ひろばでは児童書や絵本が安く手に入るほか、体験コーナーや音楽会もあるので家族で楽しむことができます。

※神保町ブックフェスティバル2012年の様子です。

まとめ

11月1日が「本の日」ということを初めて知った方が多かったと思います。

私もその一人です。

「本の日」の認知度がこれから上がって、本を読むきっかけに少しでも繋がれば良いなと思います。

また11月1日は読書の秋シーズンなので、書店や各地で様々なイベントをしていることも分かりました。

私も是非、足を運びたいです。

こういった機会が新しい出会いに繋がるんですよね。

自分を変える素晴らしい1冊に出会えそうな気がします。

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