ししとうを食べたことがある人なら、一度は辛いししとうに当たったことがあるのではないでしょうか?
辛いししとうに当たってしまうとしばらく口の中がヒリヒリして、せっかくおいしく食べていたものも台無しになってしまいますよね。
なんだかテンションも下がってしまいます。
でもどのししとうが辛いかなんて分からないので、いつも「辛いししとうに当たりませんように!」と祈りながら食べています。
そもそもなぜ同じししとうでも辛いものとそうでないものがあるんでしょうか?
もし見分けることができるなら見分けたいですよね!
ししとうが辛くなる原因や辛いししとうの見分け方、そして辛かった時の対処法についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
なぜ辛いししとうが混ざるの?
ストレスが原因!?
辛いししとうが混ざる理由にはいくつか説があります。
まず1つ目が、ストレスです。
「野菜がストレス?」と思いますよね。
野菜も高温や乾燥によって、ストレスがかかってしまうのです。
そしてストレスがかかると、防衛本能の1つとして辛くなってしまいます。
生育日数が関係している!?
もう1つが、生育日数が長いことです。
ししとうはトウガラシの仲間なので元々辛味の遺伝子を持っています。
普段はその辛味成分が表に出にくいだけで、生育日数が長くなると、その分辛味成分が蓄積され、辛くなってしまうのです。
家庭菜園でししとうを育てる場合は、高温や乾燥に気を遣い、なるべく早めに収穫した方がよさそうですね。
辛いししとうを見分ける方法を伝授!
形と香りに要注意!
辛いししとうを見分ける方法の1つは「形」です。
ししとうが辛くなる原因の1つにストレスを挙げましたが、ストレスを感じることで味だけではなく形にも影響が出るのです。
ストレスを受けると成長が鈍化したり、形がいびつになります。
先が細かったり、不自然に細長いししとうは辛い可能性が高いです。
また、調理をしている時に香りが強いものがあれば、それも要注意です。
ししとうを生で食べることはないと思うので、加熱調理している時には香りに注意してみてください。
種の数にも要注意!
最後に、種が少ないししとうも辛い可能性が高いので注意してください。
辛いししとうは普通のししとうに比べて種の数が3分の1しかないと言われています。
切ってみないと分からない部分ではありますが、絶対に辛いものは食べたくないという方は種まで確認しておくと安心でしょう。
ししとうが辛かった!辛みを和らげる対処法は?
用意しておこう!
辛いししとうの見分け方をいくつかご紹介しましたが、それでも当たるときは当たってしまいますよね。
そんな時は、乳製品、酸味のある飲み物、苦味のある飲み物をとると辛みを和らげることができます。
乳製品ならヨーグルトや牛乳、酸味のある飲み物ならグレープフルーツジュース、苦味のある飲み物ならコーヒーなどですね。
水や炭酸は効果無し!?
ちなみに辛いものを食べた時についつい水を大量に飲んでしまいますが、一時的に痛みが治まるだけですぐにまた痛くなってきてしまいます。
これは、ししとうの辛み成分が水に溶けない脂溶性だからです。
また、酸味や苦味のある飲み物でも、炭酸が含まれていると余計に痛みが増してしまいます。
炭酸が入っている飲み物は避けてくださいね。
※こちらはカレーの辛みを和らげる動画ですが、やはり水や炭酸よりも乳製品の方が効果的なようです。
まとめ
料理に使うと鮮やかな緑で彩りを添えてくれるししとう。
シンプルに焼いたししとうにかつおぶしをかけて、醤油をたらして食べてもおいしいですよね。
関連記事:ししとうの栄養や効果効能は?オススメの食べ方をご紹介!
ししとうをおいしく食べられるように、食べる前や調理する前に形や種の数を確かめる一手間をやってみてください。
万が一当たってしまった時のために乳製品や酸味・苦味のある飲み物を用意するのも忘れずに。