毎日の生活に欠かせない家電の一つが洗濯機。
最近ではドラム型の洗濯機や乾燥機能が付いている洗濯機など、たくさんの種類が発売されていますよね。
そんな洗濯機ですが、ある日突然動かなくなって困った!という経験のある人も多いのではないでしょうか?
いざという時に困らないために、一般的な洗濯機の寿命や買い替えの目安、そして長く使うためのコツについてまとめてみました。
目次
洗濯機の寿命について
3000回使うと寿命が来る?
平均的な洗濯機の寿命は約3000回の使用と言われています。
毎日1回の使用だと、1年365回、3000回÷365回=約8年持つという計算になりますね。
2日に1回しか使用しないとなると、単純計算では16年持つことになります。
部品の保有期間が定められている
寿命が近づいてくると、不調が起こる頻度が高くなりますが、洗濯機の場合は比較的部品の交換による修理で直ると言われています。
それであれば、悪くなった部品だけを交換していけば、8年と言わず、もっと長く使えるのでは?と思った方も多いのではないでしょうか?
ところが、その修理・補修用の部品には保有期間というものが設定されており、メーカーや洗濯機の形によって期間が異なっているのです。
大手家電メーカーの保有期間は、平均して全自動洗濯機で7年、ドラム型洗濯機は6年となっており、なんと洗濯機の寿命よりも短いんです!
そうなると、洗濯機の寿命が近づいて不調が起こり、修理しようとしても部品がない!ということになる可能性も・・・
寿命が近づいたら買い替えの方がお得?
もちろん部品の保有期間が過ぎたからと言って、すぐに部品を処分する訳ではないでしょうから、修理は不可能ではないと思われます。
しかし部品の取り寄せに何週間もかかったり、修理費用が高額になったり、部品そのものも時間が経ち状態が悪いなどのデメリットが多く、修理を依頼しても買い替えを勧められることがほとんどのようです。
また洗濯機も含めた白物家電は、ほぼ毎年のように、より省エネで高性能な新商品が発売されています。
家電も消耗品ですので、時間が経てば能力が下がります。
ある程度の寿命まで使いきり買い替えた方が、結果的には家計の節約に繋がる事が多いのも事実なのです。
買い替えの目安やサインとは?
故障のサインに気付けるように!
では、実際に洗濯機の買い替えの目安となるのはどんなことなのでしょうか?
壊れてから焦って困ってとりあえずで購入するより、自分の生活状況にあったものをタイミングよく選びたいですよね。
故障する前に、洗濯機の故障のサインを捕まえることが大切になります。
《具体的な故障のサイン》
- 異音・振動
- 水漏れ
- 脱水やすすぎが弱い
- 汚れ落ちが悪い など
洗濯機の故障の前兆で最も多いものは、「異音・振動」です。
洗濯機が激しく縦や横にバウンドしたり、大きな衝突音がしたり、聞いたことのないような機械音がしたり・・・
洗濯物の入れすぎや片寄りなどに気をつけても、このような症状が続く場合は故障のサインです。
突然の故障に困らないためにも
取扱説明書を確認し、一通り掃除や手入れをしたのになんだか調子が悪いと思ったら、まずはどの位使用したかをチェック!
限りなく3000回に近ければ買い替えを視野に入れて、近所の家電量販店や電機屋さんのセール情報など、情報収集をしておくことをオススメします。
洗濯機はボタンを押したら放置することが多いのですが、月に1度は稼働状態を確認してあげ、突然の故障で困った!を防ぎましょう。
洗濯機の寿命を長く保つ方法はあるの?
日々のちょっとした注意に気を付けよう!
寿命があるのは分かったけれど、少しでも長く使いたい。
そのために必要なのは、「日々のちょっとした注意」です。
例えば稼働途中で洗濯物を追加したり、洗濯物を無理に詰め込んだりするとモーターに負担が掛かります。
また洗濯機本体に水がかかると、操作部分に水が入り込んで故障の原因に。
使用していない時にも、蛇口を開けたままにしておくとホースやパッキンの劣化が早まり、カビなどが増えて洗濯槽やモーターに悪影響を与えます。
寿命を長く保つ5つのポイント
以上のことを踏まえ、洗濯機の寿命を長く保つ方法をまとめました。
- 洗濯する前に洗濯物の選別を行い、少ない量なら翌日に回して稼働回数を減らす
- 洗濯物は6~7割程度の量にして負担をかけない
- 洗濯機の掃除は乾いた布で行い、洗剤は布に軽く染み込ませる程度で本体に直接かけない
- 使い終わったら蛇口を閉じ、使わない間はしっかりと休ませる
- 月に一度は洗濯槽や洗濯機内部の部品のクリーニングを行い、手入れをする
まとめ
いかがでしたか?
洗濯機に優しい使い方を心がけることで洗濯機の負担が減り、より長く快適に洗濯機を使用することができます。
いつもそっと働いてくれるありがたい家電。
だからこそ、少しでも長く使用していくため、洗濯機の寿命や故障のサインをしっかりと理解することが大切ですね。
そして今一度、日々のちょっとしたポイントを心がけてみて下さい。