クリスマスシーズンになると良く目にするようになったシュトーレン。
年々人気が高まっていますよね。
SNSでもお取り寄せから手作りまで、シュトーレンがたくさん取り上げられています。
一見クリスマスケーキより華やかさには欠けますが、実は魅力的なお菓子なんです。
今回はシュトーレンの意味やクリスマスに食べる理由、さらには正しい保存方法までご紹介します!
目次
シュトーレンとは?どんな意味があるの?
シュトーレンとはどんな味?
年々認知度が上がってきたシュトーレン。
しかし「見たこと聞いたことはあるけど食べたことはない!」という方も多いと思います。
実際どんなお菓子なんでしょうか?
シュトーレンは見た目がゴツゴツしており、表面に粉砂糖がまぶしてあります。
中身は小麦粉生地を発酵させた中に、ドライフルーツやナッツなどが練りこまれています。
味はしっとりとした食感で、バターケーキのような感じ。
甘さもあるのでブラックコーヒーと一緒にいただくのがオススメです♪
ドイツ語で「坑道」を意味している
このシュトーレンはとても歴史のあるお菓子なんです。
発祥はドイツのナウムブルクという都市で今から約700年も前のこと。
シュトーレンはもともと「クリスマスの贈り物」として司教さまに献上されたのが始まりです。
そのことからシュトーレンの形は「幼子イエス」をかたどっていると言われています。
砂糖がまぶされているのは、布に包まれた幼子イエスのように見えるからだとか・・
また、その形にも意味があります。
シュトーレンとはドイツ語で「坑道」を意味しており、断面が坑道やトンネルに似た形なのでその名が付きました。
とっっても意味の深いお菓子なんですね。
シュトーレンをクリスマスに食べる理由とは?
クリスマスを迎える心の準備として
クリスマスシーズンにシュトーレンを食べるのは、キリストが関係していることが分かりますよね。
キリスト教では「アドヴェント」と呼ばれる期間があります。
クリスマスイブの4週間前~クリスマスイブ当日までを示しています。
この期間にシュトーレンを食べるのが正統派の食べ方と言えますね。
クリスマスを迎える心構えをするためにいただくわけです。
※ドイツのクリスマスと言えばクリスマスマーケット!街中が賑わっていますね。
味の変化を感じながら少しずつ
食べ方にもこだわりがあります。
一気に食べるのではなく、薄く切った1切れをクリスマスまで少しずついただくのです。
1日1日熟成していく味の変化を感じながらシュトーレンを楽しみます。
またドイツの各家庭では、来客にシュトーレンでおもてなしをするそうですよ。
シュトーレンは日持ちする?正しい保存方法とは?
保存期間は1か月
実はシュトーレン、保存期間が4週間~1か月と長いんです。
なぜそんなに長く食べられるのでしょうか?
シュトーレンに入っているドライフルーツやナッツ類は、ラム酒がしっかりと染み込んであります。
更にたっぷりのバターを練り込み発酵しています。
そこに白砂糖をしっかりまぶしているので長期保存が可能なのです。
工夫して作られているのがよく分かりますね。
※ケーキ屋さんでの製造の様子です。貴重な映像ですね。でもとにかく美味しそう♪
正しい保存方法で美味しく食べよう
保存期間が長いシュトーレンですが、もちろん正しい保存方法で美味しく食べたいですよね。
まず食べる際に重要なのは、中央から半分に切ること。
端から切ってはいけません。
そして切った2つを交互に、外側(端)に向かって薄く切って食べましょう。
保存の際は、切った2つをピッタリ合わせてラップでしっかり巻くこと。
さらにアルミホイルを巻くと良いですよ。
そうすることで断面部分が空気に触れにくく、乾燥を防ぐことができます。
また保存場所ですが、冷蔵庫には入れず涼しいところで保存してくださいね。
冷蔵庫に保存してしまうと本来の味や食感などが変わってしまうようです。
シュトーレンのカロリーは高い?
食べ過ぎには注意!
シュトーレンについてお伝えしてきましたが、やっぱり気になるのがカロリー。
シュトーレンは100g当たり350~500kcalと言われています。
ちなみに一般的な食パンだと、100g当たり約150kcalです。
使っている材料からしても、やはりカロリーは高いですね。
ただシュトーレンは薄く切って1切れずつ食べるものなので、食べ過ぎに気をつければ問題なしです。
気を付けていただいてくださいね。
まとめ
シュトーレンは焼きあがってから2週間以降が1番美味しいと言われています。
正しい保存方法で毎日少しずつ食べて、味の変化を楽しみたいですね。
我が家でも今年はシュトーレンをいただこうと思います♪
今年の12月はシュトーレンを食べてクリスマスまでの気分を高めてみてはいかがですか?
きっと1日1日がワクワク・ドキドキの楽しい12月になるはずです。