夏が近づくとスーパーに並ぶモロヘイヤ。
鮮やかな緑で食卓に彩りを添えるだけでなく、刻んで食べると粘り気が出て独特な食感が楽しめます。
そんなモロヘイヤですが、じつはとても栄養価が高いことをご存知ですか?
調べてみるとびっくりするほどたくさんの栄養がたっぷり含まれていることが分かりました!
具体的にどんな栄養があるのか、どんな効能があるのか、おいしい食べ方もご紹介します。
目次
モロヘイヤは栄養満点?効能は?
モロヘイヤは栄養の宝庫!
モロヘイヤはアオイ科ツナノ属の北アフリカ原産の緑黄色野菜です。
主に6月〜9月の夏に出回ります。
モロヘイヤと言えば「王家の野菜」と呼ばれるほど栄養価の高いことで有名な野菜です。
ビタミンやミネラル、食物繊維など多くの栄養素が含まれているだけでなく、それぞれの栄養素の含有量が他の野菜と比べても非常に多いのが特徴です。
具体的には以下の栄養素が含まれています。
- β-カロテン
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- 葉酸
- カルシウム
- カリウム
- 食物繊維 など
1つの野菜でこれだけの栄養素が含まれているなんて驚きですね。
まさに栄養の宝庫!
体に嬉しい効能がたくさん!
これだけ栄養素が含まれているので、体に嬉しい効能もたくさんあります!
- がん予防
- 骨粗しょう症の予防
- 動脈硬化・高血圧の予防
- 糖尿病の予防
- 便秘改善
- 胃の働き強化
- 貧血の改善
- 免疫力強化
- 目の健康維持
- 炎症やアレルギーの緩和 など
とりあえず体調が悪いときはモロヘイヤ食べとけば大丈夫かなという気がしちゃいますね。
また、美肌・アンチエイジング、ダイエット効果など女性に嬉しい効果もあります。
あのクレオパトラが愛した野菜というのも納得ですね。
モロヘイヤの茎は食べられる?毒はあるの?
茎は食べられるけど・・・
モロヘイヤはほうれん草や小松菜などと同じく、茎まで食べることができます。
ただし、ほうれん草などと違い根元寄りの茎は固くて筋っぽいので捨ててしまうことをオススメします。
食べるときは穂先側半分くらいまでを切って茹でると、やわらかくておいしく食べられます。
家庭菜園のモロヘイヤは注意!
スーパーで売られているモロヘイヤは毒性がなく安心して食べられますが、家庭菜園でモロヘイヤを育てている人は注意が必要です。
モロヘイヤの葉と茎には毒性がありませんが、実の部分にはストロフェチジンという毒素が含まれています。
これはアフリカで狩猟用の毒矢で使用されている毒物です。
家庭菜園のモロヘイヤを食べる場合は、実の部分は絶対に食べないよう注意してください!
モロヘイヤのオススメの食べ方!
モロヘイヤは主に葉を食用にしますが、茎も食べることができます。
お浸しにする他、葉は刻むと粘り気が出るため、納豆やスープに混ぜて食べてもおいしく食べられます。
モロヘイヤのオススメの食べ方をご紹介します。
モロヘイヤのお浸し
- モロヘイヤを綺麗に洗って、茎から葉を取ります。
- 茎は根元側半分を切り落として穂先側のみ使います。
- 沸騰したお湯に塩少々を入れ、モロヘイヤを数分茹でて粘り気が出てきたら上げます。
- 粗熱がとれたら軽く刻んで、醤油と鰹節をお好みでかけて出来上がり!
とっても簡単なお浸し。
刻めば刻むほど粘り気が出るので、お好みの粘り気になるまで刻んでみてください。
トマトとオクラとモロヘイヤのスープ
- トマトは2センチ角に、オクラは塩でもみ洗いして小口切り、モロヘイヤは茎から葉をとり細かく刻んでください。
- 鍋にサラダ油を入れ、生姜のみじん切りを炒め、香りが立ってきたらオクラとモロヘイヤを加えて炒めます。
- 水2カップと鶏ガラスープの素小さじ1杯を加え、中火で4〜5分煮ます。
- トマトを加えて1〜2分煮て、最後に塩こしょうで味をととのえて完成です!
夏バテ気味で食欲がない方は、トマトやオクラなどの夏野菜と一緒にスープであっさりいかがでしょうか?
ボリュームが欲しい人は鶏ひき肉を一緒に入れてもおいしいですよ。
まとめ
挙げてみるとこんなにもたくさんの栄養、効能があるなんてびっくりですよね。
今までスーパーで見かけてもあまり手にとって来なかったのですが、今年は積極的に取り入れて健康的な体づくりをしていきたいです。
夏バテで食欲がないという方も、冷やしたお浸しやあっさりスープで栄養を摂ってくださいね。