皆さんは唐揚げにレモンをかける派ですか?かけない派ですか?
飲み会で唐揚げを頼むと必ず誰かが「レモンかけていい?」と聞く場面がありますよね。
大抵の場合、みんな「いいよー」と答えるので唐揚げ全体にレモンを絞ることになるのですが、中には「絶対レモンはかけないで!」という人もいます。
じつは私も何年か前までは唐揚げにレモンをかけるなんて!と思っていました。
しかし、年齢を重ねるにつれて脂っこいものが食べられなくなり、今では唐揚げにレモンをかけないと食べられなくなってしまいました。
年齢には逆らえないですね。
脂っこいものもさっぱりと食べられるレモンですが、味が変わるだけでなく健康面やダイエットにも嬉しい効果があることを知っていますか?
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目次
唐揚げにレモンをかける健康面の効果とは?
腸での脂肪吸収を抑制
レモンにはエリオシトリンというポリフェノールの1種が含まれています。
エリオシトリンは、腸での脂肪吸収を抑制する働きがあり、肥満や糖尿病予防に効果があります。
揚げ物を食べる時「食べたいけど太っちゃう」と気にする人は少なくないはず。
レモンが脂肪吸収を抑えてくれると聞くと、少し罪悪感が和らぎますね。
抗酸化作用が強い
また、このエリオシトリンは、抗酸化作用も強く、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防にも効果があります。
肥満や生活習慣病を予防してくれるなんて、唐揚げにレモンはじつは理にかなっていたんです。
唐揚げにレモンをかけるとダイエットに効果的?
消化吸収を促進
脂肪吸収を抑えてくれるエリオシトリンの他にも、レモンをかけることでダイエットに嬉しい効果をもたらしてくれる成分があります。
それは、レモンの酸味でもあるクエン酸。
クエン酸には消化吸収を促進する働きがあります。
また、唾液や胃液の分泌をよくし、消化吸収を促すことで体調を整えてくれます。
レモンの香りを嗅ぐだけで!?
他にもレモンにはビタミンCが多く含まれていることは有名ですよね。
このビタミンCが血中コレステロールを下げる働きをしてくれるんです。
そして最後に、レモンの香りもダイエット効果があるんです。
レモンの香り成分「リモネン」には、体内で脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の分泌を促す働きがあります。
香りを嗅ぐだけでそんな効果があるなんてビックリですね。
効果的なレモンの絞り方ってあるの?
香り成分がしっかり出るように
いろんな効果があることが分かったレモンですが、より効果を発揮できる絞り方があります。
それは、皮を下にして絞ること。
ちょっと意外かもしれませんね。
レモンを絞る時ついつい果肉の方を下にしてしまいがちですが、皮を下にして絞ることで香り成分がしっかり出ておいしく食べることができるんです。
レモンの皮には多くの成分が!
なぜかというと、レモンの皮には果肉部分よりも多くの香り成分を含んでいるから。
その量はなんと果汁の約7000倍!
さらに香り成分だけでなくエリオシトリンも果肉の約20倍も含まれているんです。
せっかくたくさん含まれているのにそれを無駄にするのはもったいないですよね。
皮を下にして絞ることで、果汁と一緒に皮に含まれる成分も唐揚げにかけることができます。
絞る向きを変えるだけなので、次回からぜひやってみてください。
※こちらの動画は「絞りやすいレモンの切り方」についてです。自宅でレモンを切る際は参考にしてみて下さい。
声をかけるマナーを忘れずに
意外にもかけるだけでいろんな効果があるレモン。
香りをつけたり味を変えるだけではなく、肥満予防や生活習慣病予防など体に嬉しい効果をたくさんもたらしてくれるんですね。
とはいえ「やっぱり唐揚げにレモンをかけるのは嫌」という人はたくさんいます。
自宅でかける分にはいいですが、他の人とシェアする場合は、一言「レモンかけてもいい?」と声をかけるマナーも忘れないでください。
レモンをかける時には「皮を下にして絞るといいんだよ」とウンチクを披露すると盛り上がるかもしれないですね。