東北出身の人でなくとも「芋煮会」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
芋煮会とは、東北地方の秋の風物詩で、秋に河川敷などの野外に集まり里芋などを使った鍋を囲う集まりです。
里芋以外にも地域によって旬のさまざまな食材を入れて鍋を楽しみます。
そんな芋煮会の一大イベントが山形県で行われているのを知っていますか?
その名も「日本一の芋煮会フェスティバル」。
自ら「日本一」と名乗る芋煮会は、一体どのようなイベントなのでしょうか。
日本一の芋煮会フェスティバルの2019年の日程や見どころをご紹介します。
目次
日本一の芋煮会フェスティバルとは?
山形の芋煮文化を全国へ発信!
日本一の芋煮会フェスティバルは、山形の「食文化・秋の芋煮会」を全国に発信するために開催され、今年で31回目を迎えます。
「直径6.5mの大鍋」をつくり、里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、味付け醤油700ℓ、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6トンを入れ、6トンの薪で煮炊きします。
山形のおいしいところがギュッと詰まった芋煮は、味もスケールも日本一です!
※2015年の様子です。天気も快晴でたくさんの人で賑わっていますね!
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まずは整理券をゲットしよう!
山形の一大イベントとなった日本一の芋煮会フェスティバルには、毎年多くの方が訪れます。
そのため、長蛇の列の緩和策として「整理券」を導入しています。
事前に整理券発券所で、300円で販売されている芋煮引換整理券を受け取ります。
整理券に書かれている番号が会場アナウンスで呼ばれるので、それから大鍋の列に並ぶとおいしい芋煮がもらえます。
会場に行ってもこの整理券がないと芋煮は食べられないので注意してくださいね!
日本一の芋煮会フェスティバル2019年の日程は?
3連休の中日に開催
日本一の芋煮会フェスティバルの2019年の日程は9月15日(日)です。
日曜日ですが、3連休の中日で翌日が祝日なので、今年も多くの人が訪れるのではないでしょうか。
ちなみに雨天決行ですが、河川敷で開催されるため荒天の場合は中止になる可能性があります。
会場へのアクセス方法
会場の馬見ヶ崎川河川敷までのアクセス方法です。
日本一の芋煮会フェスティバルは双月橋付近で開催されます。
≪電車でのアクセス≫
JR「山形駅」よりバス(沼の辺or千歳公園行き)で約15分、「山形消防署前」で下車して徒歩すぐです。
≪車でのアクセス≫
山形道「山形蔵王IC」から3kmで約10分かかります。
駐車場情報
会場付近に駐車場は用意されませんが、少し離れた場所に特設駐車場が設置されます。
特設駐車場からはシャトルバスで会場に向かうことができますよ。
料金は片道大人200円・小中高生100円で、運行時間は8:00~16:00です。
2019年は特設駐車場として下記の4ヶ所が用意される予定です。
・須川河川敷駐車場
・山形県庁駐車場
・山形市公設地方卸売市場駐車場
・山形市中央駐車場
日本一の芋煮会フェスティバルの見どころをご紹介!
直径6.5mの大鍋と専用重機のバックフォー
日本一の芋煮フェスティバルの見どころはなんと言っても6.5mの大鍋!
この大鍋で3万食もの芋煮が作れるそうです。
また、鍋がとてつもなく大きいので普通の調理器具では調理することができません。
そこで登場するのが専用重機のバックフォーです。
熟練の運転手さんが重機を操り、大鍋の芋煮を調理します。
※専用重機で芋煮を調理する様子です。迫力満点ですね。
もちろん衛生面にも十分に配慮し、使われる重機は「生産されてから一度も使われていない」「潤滑油は全て洗い落とし、代わりにマーガリンなどを使う」などの条件があります。
おいしい芋煮だけでなく、そのダイナミックなパフォーマンスも必見です!
日本一の芋煮を味わいに行こう!
東北地方以外の人からすると、その存在は知っていてもなかなか参加することのない芋煮会。
でも日本一の芋煮会フェスティバルなら、毎年多くの人が参加していますし整理券制のため県外の人でも気兼ねなく参加できます。
日本一の芋煮会に興味のある人はぜひ足を運んでみてください。