皆さん「行者にんにく」を知っていますか?
「行者」はギョウジャと読み、優秀な栄養や効果効能を持つ山菜ですよ。
スーパーなどでは中々出回らず、主に道の駅や直売所で販売されていますが、一度食べたら病み付きになる美味しさです!
今回はそんな行者にんにくの効能や栄養、さらに食べ方や味まで詳しくご紹介します。
目次
行者にんにくとは?どんな味?
行者が食べていた山菜
行者にんにくは山形県鶴岡市発祥とされる山菜です。
その昔、行者たちが山の奥深くにこもって厳しい修行を行う際、そこで食べられていたものが行者にんにくでした。
香りがニンニクと似ていたので、「行者にんにく」と呼ばれるようになったとか。
行者にんにくは初夏に花を咲かせます。
その姿は玉ねぎに似ており、そこから種と株から新芽が出てきて増えていきます。
食べられるまでに5年
実はこの行者にんにくですが、食べられるまでに何と5年もの歳月がかかります!
成長がかなり遅く、芽が出るのに2年、葉が2枚以上出てくるのに3〜4年かかるそうです。
5年目でようやく茎が伸びて花が咲き、収穫を迎えるのです。
なかなか市場に回ってこないもの頷けますね。
そんな行者にんにくなので根こそぎ乱獲する人も多く、成長も時間が掛かるので天然ものが減少しているのが現実です。
味はニンニク!?
気になる味ですが、行者にんにくというだけあってニンニクの味がします。
もっと正確に言うと、「ニンニク&ニラ」のようです。
切った際の手はニンニク臭がしますが、本物のニンニクの方が臭いは強いですよ。
私はニンニクとニラが大好物なので大好きです!
一緒にお肉や卵なんかと炒めて、熱々のご飯を頬張りたくなってきました。
スーパーで手軽に手に入らないのが悔しいですね。
行者にんにくの効能、栄養について!
アリシンが豊富
アリシンとはビタミンB1の吸収を助けてくれる効能があります。
つまり、疲労回復や滋養強壮に効果が期待されます。
疲れ気味の時はニンニクが良いと言われていますが、やはり効果があるんですね。
その他にも免疫力を高めてがん予防にも期待されています。
また血行が促進されるので動脈硬化、冷え性、血栓予防などにも効果的のようですね。
さらに強い殺菌作用もあります。
このような優秀な成分を生かし、現在では健康食品なども販売されています。
ちなみにニンニクより行者にんにくの方がアリシンは多く含まれていますよ。
βカロテンも豊富
行者にんにくの葉の部分に多く含まれています。
抗発ガン作用、免疫賦活作用が期待できます。
さらに体内でビタミンAに変換され、髪・目・皮膚・粘膜などの健康維持に働きかけます。
呼吸器系にも良いとされていますよ。
【関連記事】
ビタミンKで骨を丈夫に
ビタミンKは生鮮食品の中でもトップクラスです。
骨を強化してくれるのでご年配の方にも良いですね。
両親に食べてもらいたい効能ばかりです。
とても優秀な食材ですね。
行者にんにくの食べ方は?
豚肉と油の相性が最高
気になる食べ方ですが、行者にんにくは豚肉との相性が最高です。
一緒に炒めてお好みの味付けでいただきましょう。
炒めすぎに注意して、歯ごたえと香りを楽しみたいですね。
※こちらは行者にんにくの油炒め。とっても簡単で、お肉が無くても美味しいそうですね♪
定番は行者にんにく醬油漬け!
地元の方は細かく切って醬油漬けにするそうです。
アツアツのご飯に乗せて食べたらたまりませんよね。
※行者にんにく醤油漬けの作り方です。ご飯のお供に最高です!
その他にもお浸しや天ぷらなんかもオススメですよ。
味は間違いなく美味しいです。
私も食べたくなってきました。
まとめ
いかがでしたか?
行者にんにくの素晴らしさが分かり、食べてみたくなったと思います。
中々手軽には手に入りませんが、インターネットでも購入出来ます。
また旅行の際に出会えたら嬉しいですね。
皆さんも行者にんにくを是非食べてみてください。
【関連記事】